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私は「Una」          今、恋をしている。


by unaandthelion
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理性

理性_d0138489_0285474.jpg




理性を失うほどに、好きになってもらえなければ、私の恋は進むことはない。

お互いの気持ちを、言葉を必要としない程に、解りあっているとしても、進むことはない。

それくらいで、進むようなあなたじゃないことが嬉しいけれど、

あなたが理性を失う姿を時々想像している。
# by unaandthelion | 2008-01-31 00:39
「はい。」 渡されたプリント。



半歩後ろから私の見ているプリントを覗き込んでは、



平然と説明を始めるあなた。



その距離は、



制服のブラウスから熱が伝わってくるくらい近くて、



背中に触れては離れ、



顔が熱くなった朝。






何か思い出したかのように突然隣に来て、




右肩にあなたが触れた瞬間、



何気なく半歩左にずれる私。



だけど、



あなたの足は同時に半歩左に移動していた。



右肩があなたとぴったり触れ合った。



それでも、



平然と、平然と、仕事の話を続ける二人。



目を合わさずに話す二人。




ゼロの距離と、ゼロの視線_d0138489_23345616.jpg

# by unaandthelion | 2008-01-30 23:54

会えないはずの今日

ふと、



高い影が見えた気がして、



目を前に向けると、



いないはずのあなたがその先に立っていた。



長期連休に、



もしもあなたが出勤してきたら、



それは特別で、



私のもしかしては、間違いないと、



なんとなく願を賭けていた。



親友に貰った香水を、



今日もつけていて良かったと思った。



何度も近くに来ていたあなたと、



タイミングが悪く忙しかった私は、



一言も話すことなく今日は終わった。



「連休じゃないんですか?」の一言が言ってみたかった。





会えないはずの今日_d0138489_093192.jpg

# by unaandthelion | 2008-01-24 00:25

飴と鞭


どうしてだろう。



飴と鞭を使い分けてなんてこと、



やっぱり私にそんな小技が出来るはずもなく・・・。






いつものように倉庫で仕事をしていると、



あなたも倉庫にやって来た。



「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・」


3メートル先にあなたがいる。



2メートル、



そろそろ、



何かを話しかけてくるだろうって時に、



私は何も声をかけずに倉庫から逃げるように出た。



こ・・これは「鞭」か・・・。



単なる「照れ」か・・・。



それから、



どうしてだろう、



私はあなたを避けるように癖がつき、



心の中では、



話しかけてきて欲しいと願い、



でも、



近くへ来ると、



自然と避けることを繰り返した。



一日に一度は必ず時間を作っては話をしてくるあなたが、



その日くらいから、



それをしなくなった。







明日からあなたは連休。



しばらく会えない。



そんな日。



あなたはまた私と同じシフトで出勤し、



そんなことが嬉しかった私なのに、



また本心とは逆の行動へ出る。



忙しい中、



誰かと話をしているあなたを、



遠くから、時々チラチラ見てみると、



あなたもこちらを見ていた。



それは場所を変えても、



あなたの体の向きは私を見ていた。



全く話をしていない日が何日続いただろう・・・、



明日からはしばらく会えない。



このままここに居れば、



あなたがきっと話しかけてくることは解っていたのに、



「休憩入ります。」なんてあなたに聞こえるように言って、



私はその場を去った。



そこに、あなたが居ることなど、



全く目に入っていませんよという、



私の悲しい演技は、すばらしい出来だったと思う・・・。






でも、



どうしてだろう。



そんな態度を取ってしまうのは、



どうしてだろう。



このままでは、



すべてが振り出しに戻ってしまうのかもしれない。



明日からは会えない。



あなたに使うはずの飴と鞭は、



鞭を自分で振って、



自分の鞭が自分に当たっているだけのような気がしてきました。。



飴と鞭_d0138489_0443622.jpg

# by unaandthelion | 2008-01-23 01:13

ライバル

「あ~あのね、私一度見たことある、小さくて、細~くて、可愛いかったよ。」



そんな言葉は聞きたくなかったはず、



彼女は満面の笑みでそれを聞いた。



相手はどんな人かなんて・・・、



そんな事を聞いてしまった彼女は、



私と同じ思いでいるのだろうなと、



変な直感。



ただそれを横で聞いていた私も、



それなりのショックを受ける。



「小さいのか。。」



そういえば、



彼女はよく、



あなたのことを悪く言う。



態度だとか、



服装に気をつかう男は嫌だとか、



週3で飲みに行くなんてとか、



そして、



あんな人が旦那だったら私絶対嫌だ!!と。



そうだ、



きっと、そうだ。




そうやって、悪く言ってしまう気持ち、



すごく良く解る気がする。



だけど、



気持ちが大きくなればなるほど、



そんな言葉は、



口から出せなくなって、



それどころか、



心の中から消え去ってしまう。



私は何も知らないくせに、



あの人の話し方のせいで。



きっと、いい人。






でもね、いい人かどうかなんてこの時間の中では必要はない。



それに、いい人だからという理由で恋はやってはこない。



ライバル_d0138489_238249.jpg

# by unaandthelion | 2008-01-23 00:12